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2011年01月27日

パン屋さんはアレンジ上手


パン屋さんに行くと、お店の中にはところ狭しと色々な種類のパンが並んでいます。
でも実際に作られている生地の種類って個人店で8種類くらい、ホテルで10種類くらいです。

例えば私の働いているホテルの場合は、バゲット生地でバゲットやレストラン用のブール、くるみを入れてクッペノア、カスクルート用にフィセル型に焼いたり、ハード食パンもこのバゲット生地だったりします。

応用の利くパンオレ生地なんかはそのまま使う分と、捏ね上げた生地の一部にくるみを入れてくるみロールにしたり、イチジクを入れてレストラン用にしたり、コーンを入れてカレーパン、ミックスフルーツを入れてホテルの朝食といろんな種類が作られるんです。
なのでパンオレ生地だけで一度に10キロ以上を2回捏ねることも良くあります。
デニッシュ生地なんかもフルーツをのせたり、ウインナーを巻いたりと8種類くらいは作られてます。。

ホテルの場合は日々の生地の種類は日によって変わります。
宴会用のロールやバゲットを大量に作らないといけない時は同じ種類の生地をキロ数を変えて日に3回も捏ねるときもあるんです。
常に6人~8人体制でパンを作っているのでそんなことも可能なんですね。

お店に沢山の種類のパンが並んでいるとなんだかワクワクしますよね。
お店は少量多種のパンを並べたいけど、1つ1つのパンごとに生地を作るのは時間的に不可能だしコストも合わないので、1つの生地からいろんなパンを焼く工夫をしてるんです。

新作パンのアイデアが採用されても、専用の生地を作ることもあれば、既存の生地をアレンジすることになったりして、最初のアイデアから店頭に並ぶまでに随分変わってしまうこともしばしば。。。

パン屋さんで働くようになって、自宅でも1つの生地から何種類かのパンを焼くことが多くなりました。
パンオレの生地でクリームパンにしたりカレーパンにしたり、後からココアパウダーを入れてチョコ生地にしたり・・・

生地と中身のバランスがひらめいたらやってみる!って感じです。
意外と面白いですよ。





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